千葉県 九十九里浜

崖で釣る人、波に揉まれながら釣る人。
父の姿を見て、背負うリュックを波につけながら、海に浸りながら釣りにいそしむ子がいた。

242×333
oil on canvas
2026

千葉県 九十九里浜

海を見ると、心が満たされている。

水平線は遠く、何も無い。
何も無く、かつ、愛は満ちている。
それこそ、水平線の先まで。
流れる味は、目の前の海と同じ味がした。

あなたはきっと私の故郷であり、広大な愛ゆえの安らぎと畏怖がある。

242×333
oil on canvas
2026

千葉県 九十九里浜

薄い布が重たさを含み、海岸へと流れ着いた瞬間、しぶきを上げて砕きに来る。
波が波を撫で、勢いと柔らかさを持って陸へと到達する。
広がった残骸は、海月のような模様を見せ、砂浜に沈んでいく。
海月は、海の使者だと感じた。

海に行った際にいつも海の味見をしている。
これは沖縄に行った際にガイドさんから教えていただいた。
以下は、あくまで個人の感想である。参考までに。

東京都伊豆大島:薄い塩味のする「水」。火山の石で洗われている気がする。

千葉県九十九里:甘さとほのかな苦さ。。

岩手県陸前高田:ほんのちょっぴりしょっぱい。けど後味は無い。なぜか頭に「甘い」という言葉が浮かぶ。

沖縄県部瀬名岬:まろやか。優しい穏やかさ。体は味を表す。初心者向け。

茨城県磯原:甘口醤油。甘口醤油派は味見するべき。個人的におすすめ。

静岡県熱海港:あんまり味のしない、あっさりめの塩水。

静岡県御前崎港周辺海域:熱海より美味しい。でも薄い塩水に変わり無し。

宮城県田代島:程よい塩味。のど越しも良く、くどくない。比較的飲みやすい。

180×140
oil on canvas
2022

筆箱の中身を描いた作品。

魚を切り開いたような皮。鉛筆のにおいが染みついている。
小骨の代わりに、折れたシャープペンシルの芯。
箸で内臓部分をほぐしたあとのように、ほの暗く灰色にまみれている。

1167×910
oil on canvas
2021

大学一年生の時の作品。
人は、目に映る空間から物事を選択するが、そこには「人として」ではなく、「単なる道具」としての自己の無意識的側面が現れている。
空間・物事を、道具である自分が投影し、キャンバスという世界の「肉」に描きおこす。
人間は、道具の一つである。

158×227
oil on canvas
2023

千葉県 銚子

半身が海水に浸りながら描いていた。波が迫り来るさまを体感できた。
晴れやかな良い海日和だったことをよく覚えている。

220×273
oil on canvas
2023

千葉県 九十九浜浜

初めて海を描いた作品。
元々海に対して興味をもっていなかった。
大学3年の時、色々あって人間社会に疲れてしまった時、ふと家から見える海が目に映った事がきっかけである。
今から思えば、海を通して何かに呼ばれていたと思う。

九十九里浜は、波がとても強く、勢いをもって陸へと上がる。
その力強さと遠くまで広がる水平線に代表される存在感は、自己を忘却するほど意識を塗り尽くされる。
自分にとって、それは海からの「愛」である。

333×333
oil on canvas
2023

神奈川県 猿島

猿島までは片道10分のみの船で行く。
船が海面をえぐり、波が船を撫でながら進む。